通る声さえ出せれば響く


肝心のコンディションは、一時よりは痛みも和らぎ少しは楽になってきているらしいが、やはり寝て起きるとまだ右僧帽筋に軽い痛みと違和感。息苦しさも若干マシにはなったものの、まだ胸鎖乳突筋の張りが強く喉元に圧迫感。高音は少しずつ出せるようにはなってきているものの、やはり過筋張と圧迫感のせいでまだ長時間満足には歌えない。

出ない出せない感からの焦りがこのところ強すぎて、無理に出そうとしていた嫌いもあったりして、今日は一旦気持ちをリセットし、「出ずともいいから響かせよ」とばかりに超小声唱法に立ち返ってみた。するとやはり案の定、暫くすると高音も軽く出せるし全体的に安定した伸びのある声が出るように。それでも長時間はまだ無理であるし、小休憩取ったならばその後はリセットされて寧ろ出なくなるという、やはり筋張による負担は否めない。それでも自分は声楽家。どんなに硬直・痙攣があったとしても根本的には素人発声ではないので、結果的に通る声さえ出せれば響くワケである。もう一度その事を自身に重々叩き込んでおくようにするのが、何より先決の今現在の重要課題かも知れないと、初心に還って反省。


ほら、オレは昔からよく言われてたやんか。

「小柄やのにスゴイ声大きいですね」

オレの一番嫌いな言葉。声が大きいんでなくて、人よりよく響く・よく通るだけのこと。それは発声法が違うから。響かせればよく通り、よく通ればどんなに小声でもしっかり届く。

実際自分は小柄ゆゑに大した声量もない。それを理由に(まぁ大人の事情による建前ですが)オケバックの舞台には立てなかった。オペラ向きではないと言われた。肺活量も一般平均よりかなり少ない(まぁ歌唱に肺活量は関係ないけど)。だからこそのコンサート歌手の道なんですけどねー。


もう1週間しかないからね。とは言え気負ってはまた元も子もなくなるし。難しいところで。基本、キホン。



ところで先日、膨大な情報量の詰まったExcelファイルが立て続けにぶっ壊れて萎えに萎えておりました……(°д°;)

Excelファイルと言いながら、実はサードパーティ製のOffice互換ソフト(WPS Spreadsheet)を使ってたりする。本家Excelより軽くてなかなか使いやすいのだが、どうやら先のWindows更新プログラムにより影響を受け破損してしまったらしい。ネットで調べたりソフトをあちこち開いたりして、やっと自動保存ファイルの復旧機能なるものを見付け、そこに辛うじて残っていた該当ファイルをサルヴェージすることに成功!! 最初にファイルが壊れた後、年表だけでもと作り直したもののそれまで壊され、大概萎えていた矢先のダメ元であったので、それはそれは小躍りして歓喜した。

どぉよ!!(o^-')b

倍率100%で印刷したらデカイの何のw

上が西洋、下が日本。幅500年。作曲家に関しては、自分の演奏に関係した分しか載せてないんだが、この期に及んでやっと世界史・日本史を(部分的ながら)真面目に勉強し直した(歴史大っ嫌いですねん)。日本と世界の時代感とか、西洋の中での世界情勢とか、自分が普段から400年の幅を持って演奏している手前、そこは大きな流れとして掴んでおく必要があると改めて感じての勉強。部分的に年号としては解っていても、いざこうして視覚的に並べてみると、それはそれは新たな視点で目からウロコ。

因みに、世界史の方にはアントワネットやベスⅠ、ピョートル大帝などキーとなる皇帝を。日本史には遠山の金さんや水戸黄門・大岡越前など、誰もが知る歴史上の有名人を載せてみた。演奏会ではお客様相手に説明するんで、掴みはオッケってことで。そしたらばナント、吉宗公(暴れん坊将軍)とバッハが同世代ってことが判明!! 何かすげぇなぁ…徳田様がめ組で遊んでた時、西洋では平均律が確立されてたんやね。進んでるーっ!d(>▽<)b

そうか、自分の得意分野を絡めて勉強すれば良かったんかぁ…今となってはの話。まぁ勉強なんて、必要性を感じてやる時がホントで本気の勉強なんですけどね。オレの勉強なんてほぼ雑学に等しいレベルですけどね(^^;;)


こういうことも、うちの演奏会の楽しみ方としてお客様も期待されてるんでね。

毎回、良い勉強させてもらってますゎ。




G-clef

このHPは、楽器本体である身体と声を通じて、線維筋痛症で末梢神経障害で脊椎側彎症で性同一性障害の声楽家@♪こーへー♪自身に起こる希少な症状と現状を、少しでも多くの人に知ってもらいたいという思いを込めた活動記録・告知サイトです。