歌唱時の半顔麻痺



右半顔に痙攣や痛みが出るためか、自覚はないものの歌唱時の顔面の動きに左右差が見られる。

十数年前に大学時代の師匠に久々に稽古を付けていただいた時、片方だけ口角が上がっている、格好つけて歌うんでないとお叱りを受けたんだが、別に格好つけているわけでもわざとでも意識的でもなかったのでどうすればいいのか解らなかった。当時既にヘルペスの後遺症(?)で痛みや感覚麻痺が若干出ていたのでそのせいかもと、今になって「あぁもしかしてこういうことか」と思う。

自分では左右同じように、と言うか寧ろ右をしっかり動かしているつもりなんだが、左の口角頬筋にかけてはよく挙がっているのに対し、確かに右半顔はあまり動いていない。以前アメマの記事でも同じような画像を上げたが、何かにつけて右半顔の動きは宜しくないらしい。発声前の顔面解し運動でも、右頬筋がやたらと硬くて凝っている感がいつも強い。なので相当に解してから歌うようにはしているんだが、それでも自然に左より右の方が動きは鈍くなる傾向らしい。


最近は兎に角顔を柔らかく軟らかくを心掛けているんだが、確かに以前よりかなり歌いやすい。頸椎僧帽筋の状態が今の所いいせいもあるとは思うが、後頭部筋に余計な力が入らないから歌いやすいのか、楽に歌えるから後頭部に負担が少ないのか。いずれにしても今現在、ちょっとばかし身体の操縦が楽なので助かっている。

ぶらぶら体操もかなり効果ありと見た。
この調子でもう暫く持ち堪えて欲しいと思う今日この頃。後は喉頭左側の異常乾燥のみが心配の種。相変わらずというよりも先週末からまた異常さが増してきて、自分の唾液如きでは対処出来なくなってきている。断じて唾液が少ない訳ではない。口やノドはまったく乾燥していないので。

是もまたカオスなり。




G-clef

このHPは、楽器本体である身体と声を通じて、線維筋痛症で末梢神経障害で脊椎側彎症で性同一性障害の声楽家@♪こーへー♪自身に起こる希少な症状と現状を、少しでも多くの人に知ってもらいたいという思いを込めた活動記録・告知サイトです。