脱力と無力


 いつ何時も同じようなUPが出来るワケではないこの身体。

 その時その時の全身状態によって、掛かる時間もUPの仕方もそれはそれはまちまちながら、常に一定して気を付けておることは。


脱力するのでなく、そもそも力を入れない事。


 『脱力』は既に力が入っているワケで、抜いたところで力みは残る。デフォルトで筋張が激しい身体ゆゑ尚更である。

 出したいと思う声をまずイメージし、次にその声を出すにはどこの筋肉をどう使えばいいかその筋肉を動かすには身体のどこを支えればいいかどんな姿勢と体重移動をすればいいか、それだけを考えて身体と身体の中に意識を集中しておけば、声を「出す」事にムキにならず、いい感じで意識が反れてひょんなところまで楽に出せるもんである。

 ベルカントだドイツ唱法だ云々あるがそれは今は置いといて、前述の身体の使い方の結果として声は出るもので、出そうとして出すものではないし、そうして出した声は大概力みはあっても余裕はない。


 気分的には今が一番落ち着かん。体調的にはまぁ悪くはないらしいが、脊椎はどうだかな。ここ最近あまり状態宜しくないゆゑ。

 由って自分への最終確認の意味も込めて、少々ウンチク垂れてみた。

 あとは、inner universe。



G-clef

このHPは、楽器本体である身体と声を通じて、線維筋痛症で末梢神経障害で脊椎側彎症で性同一性障害の声楽家@♪こーへー♪自身に起こる希少な症状と現状を、少しでも多くの人に知ってもらいたいという思いを込めた活動記録・告知サイトです。