Oosakan-Accent


前回の記事案件、大阪弁のイントネーションの件。各方面にてそれとなく(?)聞き込み調査の結果、誠に興味深い傾向が見て取れたので、ここで結果発表致しませう。

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Keyword『くず』

結果としては自身が日常使うイントネーション「く」を採用した。同郷の後輩氏からの指摘もあり、やはり生粋の大阪人それも南部民族にとっては「く」である。自身も後輩氏も共に大阪人の両親を持ち初老越え、自身に於いては4代上(厳密には3.5代上)まで大阪人である。このレベルまでどっぷり大阪に浸かった初老以上の世代は、総じて「く」であった。一方、同世代であっても親が府外である場合、或いは思春期までを府外で育った場合、ほぼ「ず」と標準訛りであった。


況(いわん)や県外・若年層をや。

完全に標準語化していた。例外的に、若い衆でも生まれ育ちが近畿南部の人では「く」との発音もあったが、些か残念と言わざるを得ぬ状況の中、わざわざ折角大阪弁を標榜した童謡を創らんとすれば、やはり生粋べたべたこってこての大阪弁を残したいとの熱き濃き想いから、我を通すことと相成った。お陰様様、ピアニストからも「たこ焼き風味( ´艸`)」とのお墨付き(?!?)を戴くほどに、こてこての旋律が完成した。

とは言え不思議なもんで、英語下手なヤツでも英語の歌は発音上手に聞こえるように、歌にするとそうそう濃くも思われず、こてこて度が抑えられたような感じであった。

何れにしろ、我ながらいい感じの作品が仕上がった。かなりお気に入りの一品である。


絶滅危惧種たる方言

現在鋭意進行中の童謡・唱歌の研究(?)に於いても、自身とピアニストとのほんの数年の間で唱歌改定の煽りを受け、習った歌詞が若干違うという事実が先日判明した。やはり時代に翻弄される唱歌。身近であったゆゑの扱いの粗雑さも少々目に見えて、複雑極まりない今日此の頃である。

己知らず(?)ご協力いただいた皆々様、多謝m(_ _)m。たこ焼き風味な作品は、次回講演会(あれ?演奏会ちゃうんかい⁈)にて発表予定
乞うご期待!!!


G-clef

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