何でこんなに楽なんだ?!



残念ながら普段の身体という意味ではないんだが。


歌う上で年末辺りからやたらと身体が軽く、声を出すこと自体に何の負荷も抵抗もない。歌った後の疲労感も少なく、広背筋以外には痛みがほとんど出ない。高音を歌うにも何の無理も不安もなく面白いようにスルスル出せるので、相乗効果的に力みも硬直も負荷もない。

勿論先日からの CONCONE微調整の成果もあるかとは思うが、それにしてもいきなり変わりすぎて自分でも何が何だかよく解らん。結果的に楽に歌えているので万々歳なんだが、これもまた時期的な浮き沈みの一環なのかと思わなくもない。去年はどちらかと言うと偶数月が調子よく、11・12月だけその波が狂った。今年はこの調子でいくともしかしたら奇数月が好調波なのかも知れない。それはそれで今年のスケジュール的には都合がいいので結果オーライなんだが。

例年この時期は若干体調も崩れ、喘息だなんだで声の調子も悪かったり喉頭痙攣で歌えなくなったりと一番落ちる時期なんで、このまま暫くいい感じで歌えたらそれに越したことはない。


学生時代はほとんどイタリア古典を歌わなかったし、ロシアものにも歌いたかった作品はたくさんある。若気の至りで避けて通った作曲家や、歌うには理解が追い着かずまだ早かった作品もある。今年はそんな新曲もいくつか勉強したいと思って早速3月に2曲取り入れたので、これまで以上に楽して歌えないことには自分自身が着いて行けなくなると元も子もない。


しかしながら正直な話、体力的にも年齢的にもあと何年歌えるか判らんし、今年はもう兎に角楽しく歌おうと。真面目腐ってあれゃこれゃと策を練る前に、まず楽しまねばいい声もいい音楽も創り出せないぞと開き直っている次第である。

だからと言って、こんなオモロい身体を無視するわけではなく、それはそれは逐一考えながら追求しながらやっていく事には変わりない。


ぃやホント、何で楽なんやろうねこんなに?!?!


普段ちょっと歩いただけでもあちこち痛むくせに。既に自力で10m歩けんようになってるくせに。
因みに車椅子に乗り始めたのが2012年10月。2014年くらいまではまだ100mくらいは車椅子を押しながら歩ける時もあった(“…もあった”程度の話)。

   ⇒『アイスを食べると背中が縮み、歩き始めると太腿が引き攣る

   ⇒『ダイアモックス3日目


……あ、やっぱりトランス? 本気度の差? イッちゃってるわけ??

って事は、日常生活動作よりやっぱり歌う方が精神的に本気度越えてるってワケか。同じ本気を普段から出してたら多分破綻してるなー。

演奏は やっぱり火事場のナントやら     (読み人知らず)





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