三木楽器ピアノコンサート
次の演奏会の余興でピアノを弾くので、その流れで久々にソナタ曲集を引っ張り出してきていくつか弾いてみた。
懐かしいなぁ♪
小・中学生時代に使ってた教本なので、いくら大事に使っていたとはいえボロボロである。ビニールのカバーはあちこちセロハンテープで補強してある割には、裏の方はガッツリ捲れていたり、ノド(本の糊付け部分)の下は角がつぶれていたり(まぁ毎日出し入れして開いてたからなぁ)、中も当然黄ばんで染みも出てるし、何より恐ろしく書き込みが多かったのが笑えた。熱心な先生だったからねぇ。
そんな楽譜のページをついついと捲っていって、ベトソナ49-2 (mov.1)を開いた時、ナニやら紙が。
1989年8月31日開催、三木楽器ピアノコンサート。
出演記念のカードと、審査員による講評表
そう言えばそんなん出たことあったなぁ!! すっかり忘れてた。
1989年だから、多分高3の夏か。既に音楽進学を決めて大学も1本に絞って勉強してた時で(まぁ1年目はド緊張でヘマして落ちたが(^^;;))、入試の疑似体験と言うか度胸試しと言うか入試対策と言うか、いい機会だし出てみたら?と、当時お世話になっていたピアノの先生(三木系のカワイ講師)に勧められて。
自分は声楽専攻なのでピアノの課題曲はどの大学でもハイドンかモーツァルト。なのでベートーヴェン弾いたということは、恐らく自由曲を持ってったことになる。
三木楽器の講師の先生の前で弾き、評価してもらえるこのコンサート。基礎テクニック・表現力・総評をいただいたんだが、総じてオレの演奏はカタイとw 力みすぎだとw
『表情はよく考えているが、もっと f・p に差を付けて、急激な cresc. や agitato をしないこと』とある。古典だしなぁもっともな事で。この頃既に、自分はピアノ向きではなく歌向きだろうと、ピアノ道の限界に気付き始めた時期でもあったし、実際にはこの頃辺りに腱鞘炎の悪化(寧ろ既に症状固定、右手首腱の石灰化)でドクターストップが掛かっていた頃ではないか。入試で必要な事を理由に、大学入学までを条件に、練習以外で弾かない事右手を極力使わない事を更なる条件に、この年と浪人の1年間ピアノを弾いて最後にした。
……と思ったら、入学してからもちょこちょこ弾いてたりして?!
オレの伴奏者が副科で歌を取ってオレの師匠に習ってたので、たまにその伴奏してたり。やっぱりスパッとは辞められまい。教えてもいたし。嬉しい事には、当時の生徒の1人が(友達に着いて来たら、そのままその子の方がピアノに開眼してくれて)ヤマハのグレードまで取って今も弾き続けてくれているそうな。
流石に大学2回からは本業に専念してすっかり弾かなくなってしまった。やがては痙攣も起き始めたりで思うように弾けなくはなったが、流石に4歳からン十年続けただけあって、感覚はまだまだ身体が覚えている。ちょっと準備運動してやればまだまだ指は回る。トリル得意やったなぁ~とか小回りよぉ利いてたなぁ~とか、昔ほどでは勿論ないが、懐かしい(覚えている)曲を何曲か弾いてみた。
流石にその後は、すさまじく腰が痛かった。
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