姿勢と呼吸


わざわざお電話をいただいた。

今週末開催の Salon G-clef コンサート。ご案内をお出しした常連のお客様のお一人から、その日お仕事でご都合悪く出席出来ませんと、お詫びのお電話をいただいた。

昨年初参加の第九で同席し、小生の活動に興味を持っていただきそれからの演奏会に何度かご来場いただいた。確かに不定期で日曜にもお仕事があったりすると伺っておった。お年を召された方なんだが(多分小生の親世代?)、ボランティアのような事をされていたかと記憶する。とても親切な矍鑠とされた紳士で、第九の練習の帰りも何度かご一緒したことがあるが、いつも手伝ってくださり恐縮である。

そんな彼、わざわざご丁寧にご連絡いただいたことにも感謝だが、この小煩いご時世に当演奏会に来ようと思ってくださっていた事、この小煩いご時世にご高齢にも拘らず普通にお仕事に出られる事に、感謝と尊敬の念を抱いた次第である。


普通に過ごす。普段から身体を特に鍛えずとも常識的な生活を送り健康的に過ごす。これがいかに大切であるか、彼のような方が一番よく知り、一番実践し、我々に示してくださっているのだと思う。

当日ご予約いただき無事お越しくださる予定のお客様も、実は親世代のご婦人である。それはそれは矍鑠と、背筋正しく頭脳も明晰。普段から姿勢と呼吸には気を付けてるんですよと仰っていたが、ただそれだけで、否、呼吸法とはそれほど大切で有用な事であると、お話をお聞きして歌う者として嬉しくまた引き締まる思いであった。


そんな訳でして、4/12(日)、堺市の最南端のド田舎で、ひっそり小ぢんまりと演奏会します。

因みに小生、世を忍ぶ仮の姿は医療現場のスーパーパソコン事務職(w)である。因って極ごく極ごく普通に、普段とナニ変わることなくフルタイム出勤である。
身体悪いんですけどな。無配慮職場なもんで。


G-clef

このHPは、楽器本体である身体と声を通じて、線維筋痛症で末梢神経障害で脊椎側彎症で性同一性障害の声楽家@♪こーへー♪自身に起こる希少な症状と現状を、少しでも多くの人に知ってもらいたいという思いを込めた活動記録・告知サイトです。