音楽鑑賞会
自身が小学生の頃、授業の一環である音楽鑑賞会で何度か楽団が来て演奏してくれたが、記憶にあるのはすべて器楽演奏であったなぁとふと思い出した。
ある時は警察だか消防だか自衛隊だかの音楽隊で、即ちブラスバンドである。これはかなりカッコよかった記憶がある。大抵は地元の堺フィルがソロ或いは小編成で来てくれたり、市民会館にオケを聴きに行ったりであった。当時のオケメンの方々、ご存命だろうか。そこそこのお年の方もお見えであったが…かれこれ40年ほど前の話である。そろそろこちらを引退してあちらに移籍された方もあろう。申し訳ないが当時は大して上手かった記憶はない。
でふと思ったのが、何で鑑賞会って楽器ばっかしなんやろう、と。
小・中の現行の教科書を見ても、器楽は別冊で組まれているが、歌の別冊はない。本冊内に確かに歌はたくさん載っているが、どうでもいいようなしょうもない歌ばかり。未だに「翼をください」が載っているのは笑えたが、確実に言えるのは唱歌のめっきり少なくなったことよ。民謡であったり能狂言であったり合唱であったりというトピックは組まれておるが、全体を通して楽器へのアプローチの方が多いようである。小・中学校に、声楽家や合唱団が来て演奏してくれた記憶は皆無である。狂言は高校時代に芸術鑑賞の一環で行った記憶はあるが。
今になって思うのは、声楽を是非聴いておきたかったなぁと。自身はずっとピアノを弾いて育ったので、歌は得意ながら『声楽』という世界を実は受験まで知らなんだ。もし今、学校で声楽家を呼ぶとしたら、どうせ日本で知られているポピュラー所のドイツ歌曲かイタリア歌曲を2・3曲聴かされて終わりであろう。
是非唱歌歌いに行きたいゎ。唱歌聴いて欲しいゎ今の子供達に。
最近は邦楽の教育も形だけながら奨励されておるらしいので、民謡歌手をお迎えするのもいい。あの見事な歌唱技術は是非とも子供達に体感してもらいたい。
因みに堺フィル、今も存続してるんですな。アマオケであったとは。てっきり市立とばかり…。設立は小生と同い年、管弦としては4年下だそうな。そらぁ当時は…ですゎ。
↑ある意味、音楽鑑賞会w
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